にっき 肉桂:

〈香料〉 cinnamon; 〈木〉 a cinnamon tree.
「だじゃれを毎日ひとつずつ掲載するサイトがあったら誰か見に来るだろうか」 という素朴な疑問が 2001/02/07 の某所における宴会でもちあがったので試し にやってみるです。いつまで続くか。

2008/05:

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2008/05/28

1ヶ月以上風邪が治らないので今朝 (ていうか着くのは明日の夕方) から都内 の右下の区域にいます。探さないでください。PC もってゆかないのでメール 読めません*1。携帯式の電話はたぶんつうじません。docomo の FOMA とゆうのは通じるらしいけど持ってません。

でわみなさんさようなら。できれば戻ってきたくないですがたぶん来月の真ん 中よりは前に戻ってきます。

*1) PC をお持ちのかたは、もし幸運にも近辺に 1 台だけ設置されているグレー
   の公衆電話の修理工事がもう終わっていれば、テレフォンカードとモデム
   と衛星回線を使って読めます。

2008/05/20

コメントありがとうございます。今後の方針は"上の者"と相談中です。

それにしてもなんだこのタイミングの悪さわワルシャワ (あふれる教養)。 きっとふつーの人はとても買えない値段なんだべ、そうですよね、ていうかそうだとゆーことにした。今決めた。

2008/05/17

これはあくまでも架空の話なのだが、非常に複雑で開発が面倒なため自社開発 はあきらめ、既製品を購入して使うのが常識となっている部品があったとしよ う (なんでも自転車に例えないと理解できない可哀想な方々のために無理矢理 たとえるなら STI レバーとかリアディレーラとか)。

これはあくまでも架空の話なのだが、その部品がそれなりに高価 ($N x 104) だとしよう (ただし $ は米国通貨単位、N は 1 桁 の自然数)。

これはあくまでも架空の話なのだが、毎年サポート料金をられている (例えば $6k くらい) のに、質問を投げても回答を得るまでに 1〜2 週間待たされ、し かもまともな返事が返ってこないことが多々あったとしよう。

これはあくまでも架空の話なのだが、ちょっとしたバージョンアップに際し (例えば x4 から x8, Gen1 から Gen2)、最初の購入額と同 程度の額を再度請求されたとしよう。

これはあくまでも架空の話なのだが、かような現状にブチ切れ、非常に複雑で 開発が面倒であることを承知のうえで自作してみたら、肉体的および精神的に 多大な犠牲を払ったうえではあるが、わずか 2.5 ヶ月 (労働基準法を遵守し た働きかたに換算すると半年) で実用レベル (とりあえず x4 Gen1) に達したとしよう。

これはあくまでも架空の話なうえにとても現実におこり得ることとは思えない が、自作したもののほうが購入した製品よりも高い転送速度が 性能が出ているように見えたとしよう。 そういうことが仮に起きたとして、原因はなんであろーか:

  1. 自作版は動いた気がしているだけでちゃんと動いてない。
  2. 性能の測りかたを間違えている。
  3. フランス人が手を抜いていた。
  4. 今まで知らなかったが実はわしは天才であった。
これはあくまでも推測だが、たぶん 4. だろう。

これはあくまでも架空の話なのだが、さて、ビジネスの話をしようではないか (いちど言ってみたかった)。自作版の直接的な利用法は、もちろん自社製ハー ドウェアへの搭載である。もはや我々はバージョンアップやサポートにビタ 1 ドルたりとも払う必要がなくなった。これは大変喜ばしい状況だ。しかしそう いう利用法の他に、自作版自体を売り物とし、$N x 104 とかいう値段をつけて他社へ売りつける、という利用法も考えられる。が、そ ういう商売を行うということは、我々がこれまでうけていた非道な仕打ちと同 じことを、我々もまた他人に対して行うということを意味する。かような負の 連鎖はどこかで断ち切られることが、ギョーカイ、ひいては我々自身にとって も望ましい。

これはあくまでも架空の話なのだが、そういう商売が非道でありむかつく本質 的な理由は、ソースコード (ていうか今回のばあいは高級言語で記述された回 路データの入ったテキストファイル) を同梱せずにソフトウェヤを売るという 姿勢にあると思う。なぜなのかさっぱりわからないが、世の中ではソフトウェ アとゆーものはソースコードをつけずに売るのが当然、みたいなことになって しまっている。従って一度買ったものに対して顧客はどんなに小さな改変であっ ても行うことができない。どうしても改変の必要があるならば売り手とサポー ト契約を結んでメールのやりとりを繰り返し、問題点を納得させ、改変の必要 を認めさせ、そして改変してもらわねばならない。つまり事実上改変不可能。 従って顧客による製品改良の可能性はなくなり、製品の性能向上の見込みは、 売り手側のつごーに完全にゆだねられてしまう。

これはあくまでも架空の話なのだが、なんでも自転車に例えないと理解できな い可哀想な方々のために無理矢理たとえるなら、お店には完成車しか売ってな くて、しかも完成車を買ったあとは車輪もサドルもペダルもハンドルも一切自 前で交換しちゃいけません従って交換方法の説明書なんてありません的な状況 だ。そういう世界では顧客の要望にもとづく「こんな部品があったらいいな」 的な改良は起こり得ず、たとえばクロスバイクからマウンテンバイクとゆーも のが発明されることもないだろう。

これはあくまでも架空の話なのだが、なんでもパソコンに例えないと理解でき ない可哀想な方々のために無理矢理たとえるなら、たまたまウィンドウマネー ジャを設計したやつが設計当時ムシャクシャしていたせいで電源を落とすため の機能が「スタート」メニューの中に隠されてしまったとしてもそういうウィ ンドウマネージャをユーザは我慢して使うしかない。また、せっかくタッチス クリーン式でナイスな携帯式 unix マシンが発売されても、売り手がそれを音 楽を再生するため以外に使っちゃ駄目といえば、ユーザはそれに従うか裏でコ ソコソやるしかない (後者に関しては売り手がユーザへ歩み寄りを示し、状況 は大幅に改善された。前者に関してはいまどうなってるのか知らね)。

あー全然わけわからねー説明だな。もっとちゃんとした説明を希望されるかた は登坂中にハラが減って野いちごで補給したという経験をもつ当社顧客 H さ ん (仮名のイニシャル) による 2000 年 9 月 19 日の記事などを参照される とよかったりよくなかったりするかもしれなかったりしたりするかも知れない。

これはあくまでも架空の話なのだが、我々がそんな下劣な風習にのっかった商 売をしたとして、最高にうまくいった場合でも儲けはせいぜい数千万円だろう。 一生南の島で遊んで暮らせる額で買い取ってくれる人がいるならともかく、 その程度の金のために人間としての誇りを捨てるくらいだったらいっそのこと

(次回に続く)

次回予告 : そして革命が起こった。

2008/05/12

寒さもようやくピークを過ぎ、って書いたと たんにまた寒くなった。もしかしてこのまま春が来ずに次の冬になんのだろー か。荒川でハァハァして二酸化炭素排出して地球温暖化に貢献しようと思った けど寒いからやめた。そして走らないからいつまでたっても寒い。このネガティ ブフィードバック (かっこよくいうと負の帰還) を断ち切らないと地球に未来 はない。みんな雛鶴とか登ってもっと温暖化に貢献しろ。わしは登らんけど。

ジロ観はじめたら向こうも雨降ってて萎えたのでやめた。てゆーかディルーカ、 しばらくテレビ観てなかった間にわけわからんことになっている。


*1) 新聞配達*2して得た金で 1990 年に SHARP X68000 とともに購入。

*2) 働き始めたのは 1987 年なので*3もっと早く買えるはずだったけど
    Gradius 基板の購入というアクシデントにより延期。
    その頃のコナミの基板は bubble system なので高価だったんだぜ。
    寒いとブートに 10 分くらいかるんだぜ。
    暑いとブートが早すぎてブートんときの名曲を落ち着いて聴けないんだぜ。

*3) ていうか働いてないで受験勉強してれば 1 年早く社会人になれたかもしれません。

2008/05/09

誰も教えてくれないので仕方がないから調べた。

音響機器に関するページは「挙げられている具体例は正しいのかも知らんけど おまえ理屈わかってねーだろ」的な香ばしいページ ばかりなので 調べるのが大変だった。以下に理解をまとめておくので間違ってたら教えろバ カヤロー (荒井忠風に)。なお足し算、掛け算、対数、圧力、オームの法則、 および電力の概念は、説明なしにつかいます。

業界用語の定義:
音量
鼓膜にかかる圧力で定義する。 この圧力のことを音圧 (sound pressure) と呼ぶ。音量は圧力の次元を持つ。人間の耳で聴ける最も小さな 音の圧力は周波数 1kHz 付近では 20μPa (= 2 x 10-5 N/m2) くらいなんだそうだ。この圧力 (以降 P0 とおく) を基準に振幅比で表現することが多いぽい。 そんで振幅比は B じゃなくて dB であらわす。そうやって表現した数値の単 位を dB SPL (deci bel sound pressure level) とゆうらしい。つまり振幅 P の音の音量は 20log10(P/P0) dB SPL で与えられる。例え ば振幅が約 3 倍だと音量は 10 dB SPL 大きい (20*log10(3) = 9.54)。人間 の耳で聴ける最も大きな音は周波数 1kHz 付近では 200Pa ≡ 140 dB SPL く らい、快適に聴こえる音は 60 dB SPL くらいだそうだ。
耳の感度の周波数依存性
人間の耳の感度は 0.5k-8kHz まではほぼ一定。それ以下は劣化する。例 えば 0.1kHz 付近だと 40dB くらい悪くなる。つーかピアノの鍵盤のまんなか にある「ラ」が 440Hz なんだぜ。これは厨房のときに音楽のせんせえに音階っ てどうやって定義されてんのかってきいて嫌がられたので Web を使わずに図 書室へいって自分で調べたんだ。どうだえらいだろう。
イヤフォンの感度
単位時間あたりにイヤフォンに入力したエネルギによってスピーカから出 力される音の音量で定義する。だから感度は 圧力*時間/エネルギ の次元をも つ。業界では感度といったら暗黙のうちに 1kHz における感度をさし、単位は dB SPL/mW を使うぽい。(mW は meter watt ではなくて milli wat)。 ふつーのイアフォンだと 110 dB SPL/mW とかそんな値になるらしい。
  例) ER-4  とゆーので 108dB SPL/mW
      IE-40 とゆーので 117dB SPL/mW
      SE530 とゆーので 119dB SPL/mW
遮音性能
イヤフォンをつけていない状態で鼓膜に届く外界の騒音の音量と、イヤ フォンをつけた状態でのそれとの比で定義する。だから無次元量。業界では 遮音性能といったら暗黙のうちに 1kHz における性能をさし、dB で表記する ぽい。例えば ER-4 で 40 dB 前後。イヤフォンつけると外界からの音の振幅 が 1/100 に減る (20*log10(100) = 40)。
イヤフォンのインピーダンス
1kHz における入力インピーダンスの絶対値のことを業界では単にインピー ダンスとゆーらしい。単位はふつーに Ω (ohm) を使う。Web で調べたら (ま た Web か) iPod の出力インピーダンスは 30 ohm くらいでわないかとか、第 3 世代は周波数の低いとこで出力インピーダンスでかくなって低音が全然でな いとかゆー、実験にもとづく考察がいくつか見つかったが、定かでわない。た ぶん 20 ohm とか 30 ohm とかよりもでかいインピーダンスのイヤフォンなら 何でも大丈夫だろう。 なおイヤフォン本体の入力インピーダンスとイヤフォンについてくるケーブル の特性インピーダンスとは整合がとれていることを前提とする。てゆーかそう であってほしい。
良いイヤフォン
は、耳の形状や感度特性、聴く環境、聴く音楽などによるので使ってみ ないとわからん。前述の各種性能値が仕様書に記載されていて、それが自分の 要求を満たさないものであったならば買うべきでわないが、満たしているから といって買って満足できるとは限らない。よーするにイヤフォンの性能のうち 定量的に表現できるのはごく狭い側面だけだからあてにすんなとゆーことだ。 ジオメトリやサイズが体型に合っていることは必須だが、合っているからといっ てそのフレームに満足できるとは限らないとゆーことだ。当然だ。

2008/05/08

寒さもようやくピークを過ぎ、春の訪れを感じられるようになってまいりまし た。皆さんいかがお過ごしでしょうか。20 日ぶんの肉桂を書くのは面倒なの でまとめて処理することにしました。



おれんち
ためしにこんなんつけてみた。どうか? プライバシー侵害? うへへへへ